サジー(沙棘・サージ)

ここではスーパーフードである「サジー」について述べています。

 

サジー(沙棘・サージ)とは、中国北部から欧州にかけて分布するグミ科ヒッポファエ属の棘のある木のことです。中医学では古くより、血の流れが滞った状態である瘀血(おけつ)に起因する病気に処方されてきたと言います。

 

サジーの木は中国の高山地帯やロシア、モンゴルをはじめとする、夏は暑く冬は寒い厳しい気候で生育します。またサジーは7千万年から2億年も昔から、地球上に生育している、歴史ある植物だとされており、インドのアーユルヴェーダでもサジーは免疫力を高める食材として古くから伝えられています。

 

さらにサジーは、人間との関わりも深く、ギリシャ神話ではサジーの林に捨てられた病弱な馬たちが果実を食べることで奇跡的に生き延び、肥えてたくましい体となり、毛がツヤツヤと光っていたと言い伝えられているそうです。

 

そのサジーの果実には、ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸、不飽和脂肪酸、ポリフェノール、SOD酵素、有機酸、植物ステロールなど、299種類もの栄養素が含まれています。

 

そのため栄養豊富なサジーは、欧米では若々しさを保つ健康食品として広く普及しており、旧ソ連などでは、早くからサジーの医薬品としての可能性に注目し、多くの研究がなされていきたといわれています。

サジー(沙棘・サージ)
サジー(沙棘・サージ)