ここではスーパーフードである「アロエベラ」について述べています。
アロエはユリ科の植物で、世界中で広く愛用されていますが、その種類となると、約600種類にも及ぶとされています。日本に広まっているのは寒い気候に合う「キダチアロエ」ですが、気温の高い地域で育つのは、アフリカ、アラビア、地中海地方が原産地だと言われている「アロエベラ」です。
この「アロエベラ」の学名は「アロエ・バルバデンシス・ミラー」 であり、「ベラ」はラテン語で「真実の」を意味し、アロエベラは「真実のアロエ」という意味になります。
またアロエの歴史は古く、アロエに関する最古の書物は、古代エジプトのピラミッドに残されていたといわれています。さらに紀元前2000年ごろにはすでに、アロエは自然薬として知られていたという記録もあるそうです。
ローマ時代に記された『ギリシャ本草』にも、アロエはケガや胃炎の改善、皮膚炎の治療、抜け毛予防など、様々な薬効が記されているといいます。エジプトの女王クレオパトラもアロエの汁液を美容のために愛用していたのは有名な話ですし、かのアレクサンダー大王も、アロエベラを大変重宝していたといいます。
そのアロエベラは古くから医者泣かせの万能薬として利用されてきました。そのアロエベラには、ビタミン類やミネラル類、アミノ酸、酵素類、多糖類など、約70種類もの有効成分が含まれているとされています。
さらに、未解明の成分も合わせると、アロエベラには300種類に近い成分が含まれているとされています。
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